コラム
天井裏の音の正体は?住宅に現れる害獣と駆除・防除方法について解説!
深夜に物音が天井裏から聞こえ、悩まされる人もいるのではないでしょうか?
物音の原因は屋外から侵入した野生動物によるものと考えられます。
したがって、放置すると、天井裏に汚れやシミができるだけでなく、糞尿で悪臭が漂ったり、衛生環境が悪くなったり、最悪の場合、天井裏の建材が腐って穴があいたり、落ちたりします。
今回は、天井裏の音の原因と住宅に現れる害獣の駆除・防除方法について解説します!
天井裏から音がする6つの原因とは?
天井裏の音の原因①:ネズミ
ネズミが住み着いたときのサイン
「カリカリ」と木材をかじる音が聞こえたときは、ネズミが天井裏にいることを疑いましょう。また、ネズミの「トタトタ」「カタカタ」と走る音や「ゴリゴリ」と伸びた歯を削る音、「キイキイ」や「キュッキュッ」という甲高い鳴き声も聞こえることもあります。
天井裏の音の原因②:イタチ
イタチが住み着いたときのサイン
「キーキー」、「クククク」という鳴き声が聞こえたときは、イタチが天井裏にいることを疑いましょう。音のみならず、糞尿で天井にシミができ、雨漏りかと思われたものが黄色く異臭を放つこともあります。
天井裏の音の原因③:ハクビシン
ハクビシンが住み着いたときのサイン
「のしのし」「ドタドタ」とゆっくり歩く足音や「カーッ」「キッキッ」という鳴き声が聞こえたときは、ハクビシンが天井裏にいることを疑いましょう。ネズミよりも大きいため、重みのある音を発します。また、音だけでなく、天井に糞尿のシミができ、黄色く異臭を放つこともあります。
天井裏の音の原因④:アライグマ
アライグマが住み着いたときのサイン
ハクビシンと同様、「ドスドス」「のそのそ」とゆっくり歩く音や「クルルル」や「キュッキュッ」という小刻みな鳴き声が聞こえたときは、アライグマが天井裏にいることを疑いましょう。アライグマは断熱材をくり抜いて、巣にするときに「ごそごそ」、「がさがさ」と音を鳴らします。ハクビシンやイタチと同様、糞尿で天井に黄色く異臭を放つシミをつくることもあります。
天井裏の音の原因⑤:コウモリ
コウモリが住み着いたときのサイン
壁中で「ごそごそ」と音を発したときは、コウモリが天井裏にいることを疑いましょう。また、糞尿がアンモニアのような刺激臭を発します。
天井裏の音の原因⑥:タヌキ
タヌキがネズミが住み着いたときのサイン
天井裏にいる可能性は低いです。タヌキは基本的には木に登らないため、床下から音を発することが多いです。
音を立てる天井裏の害獣が及ぼす5つの被害とは?
騒音被害
騒音被害で特に深刻なのが、睡眠不足です。天井裏にいる大抵の害獣は、主に夜行性で深夜に物音を立てるため、睡眠の妨げになる可能性もあります。
糞尿被害
屋根裏に害獣が住み着くと、天井裏からシミができて悪臭を放ちます。さらに、糞尿によって天井の建材が腐って穴があいたり、落ちてきたりします。
健康被害
ノミやダニが人間に寄生することだけでなく、糞尿が包丁やまな板に触れることでサルモネラ菌やウイルスが繁殖し、人間への健康被害を与えることもあります。
作物の被害
天井裏の害獣が、地上に降りて畑を荒らすこともあります。
ケガ被害
天井裏の害獣は、もともと野生動物であるため、噛まれることや引っかかれたりしてケガをする可能性が高いです。
天井裏の害獣の2つの駆除方法
害獣の駆除方法として、主に以下の2つ方法があります。
・捕獲する(移設放獣や殺処分)
・出入り口の遮断(閉塞施工)
これらに基づいて天井裏にいるそれぞれの害獣の駆除方法について解説します。
ネズミの駆除方法
ネズミは鳥獣保護法の対象ではないので、天井裏にネズミ捕りを設置して捕獲した後に無断で殺処分できます。毒エサなどを合わせるとさらに効果的に捕獲できます。ネズミに関しては経路の特定、すべての閉塞は困難となりますが、メインとなる侵入経路を特定、閉塞することで物理的には効果的な対策が可能です。
イタチ・ハクビシン・タヌキの駆除方法
イタチ・ハクビシン・タヌキは鳥獣保護法の対象で、許可なく捕獲や殺処分することは禁止されています。そのため認可申請取得後に捕獲して、移設放獣することになります。また殺処分が可能な種もありますが、いずれの種にしても自分で殺処分するのは違法となるため、専門業者に依頼する必要があります。
アライグマの駆除方法
アライグマは、外来生物法により無許可で捕獲・殺処分ができません。許認可業者が申請後、捕獲できますが、移設放獣はできません。殺処分に関しても申請が必要で、また一般人が処分することは認められていないため専門の業者に委託する必要があります。
コウモリの駆除方法
コウモリも鳥獣保護法の対象であるため、独断で殺処分はできず、追い出す方法を取ります。ハッカの臭いや忌避剤(スプレー式・くん煙式)、超音波発生器、LSDライトを使って追い出せます。他には、ジェルタイプの忌避剤で約1年間防除することも可能です。
いずれの害獣も追い出した後は出入口を遮断して、害獣被害の再発を防ぐことが重要になります。
害獣を天井裏に住み着かせない3つの方法
侵入経路を塞ぐ
野生動物が天井裏への侵入口を屋外用のパテや金網、害獣侵入防止用のカバーでふさぎます。具体的には、屋根の下の通気口、屋根のひさしの下、電柱からの電線導入部と壁、換気扇や戸袋の隙間をふさぐと良いです。
忌避剤を散布する
侵入口に、害獣の嫌がる臭いを含んだ忌避剤を侵入口にまいておく方法です。効果が短いため、定期的に使用しましょう。
超音波を使用する
超音波機器を天井裏の隅に設置することで、自然と野生動物が住み着かなくなるケースもあります。ただし超音波は個体ごとに効き目がかなり左右され、さらに市販されているものは効き目が弱いです。また業者で使用する超音波機器は、商業施設などの駐車場入口などでは効果は発揮しますが一般家庭で業務用の超音波機器を使用すると健康被害や近隣からの苦情のもととなりやすいため、一般使用には不向きです。
天井裏の害獣駆除は無理せず業者に相談を!
天井裏に害獣がいると分かったときは、むやみに自分で駆除しないことをお勧めします。
野生動物は警戒心が強いため、むやみに近づくと咬まれたり引っ搔かれるリスク(病気・ウイルスの感染リスク)があります。
また、野生動物を無理矢理追い出そうとすると、その警戒心から居座って天井裏の中で死ぬことがあり、結果的に不衛生になります。
害獣の駆除は法律が絡んできます。例えば、今回取り扱ったネズミ以外のイタチ、ハクビシン、タヌキ、アライグマやコウモリは、無断での捕獲や殺傷が法律で禁じられています。業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
この記事では、天井裏の害獣の駆除・防除方法について解説しました。ネズミは独断で殺処分できますが、現状の法律では、それ以外の動物は大方追い出す方法か地元の自治体に届け出を出して許可をもらうことで殺処分をする方法しか取れません。
また、野生動物を一度追い出しても、数日たってから戻ってくることもあります。
そこで、弊社では2週間くらい監視体制を作ります。
追い出しが成功した後、害獣・ノミ・ダニ対策として、清掃・断熱材の交換・天井面(シミ)の修繕・クロス・天板の張替や消毒作業を行います。
他の業者ですと、別の会社さんに依頼することを勧められこることもありますが、弊社では、天井裏の害獣駆除をワンストップで対応できます。
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